Photo Gallery OKADA MITSUHIRO
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「季節の山野草」 連載100回完結 45期 岡田光弘さん |
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※掲載されている写真は岡田光弘さんの著作物です。著作権者の同意無しの複製転載を禁じます。
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季節の山野草Vol.90 2019年 7月 「季節の山野草7月」です。6月~10月に道端で咲くワルナスビの花です。 |
1. ワルナスビは、北アメリカ原産の帰化植物で、明治初期に日本に渡来し 北海道から沖縄までの日本全土に分布するナス科ナス属の多年草です。 明治初期に千葉県三里塚牧場に侵入し、オニナスビ、オニクサと呼ばれました。 |
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4. ワルナスビ(悪茄子)の名は、茎や葉に鋭い刺が多いうえ、垂直および水平に広がる地下茎や種子でよく繁殖し、 除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくいという始末の悪さから名づけられました。 ワルナスビの命名は、千葉県で発見した牧野富太郎博士によるものです。 |
5. ワルナスビの花言葉は、「欺瞞」「悪戯」です。「欺瞞」はナスやジャガイモに似た花を咲かせ 黄色いトマトに似た毒のある実をつけることから、「悪戯」は優しい色のかわいい花なのに葉柄や 葉脈や茎に鋭いトゲが持つことからつけられました。 |
季節の山野草Vol.89 2019年 6月 「季節の山野草6月」です。6月に咲くオオマツヨイグサの花です。 |
1. オオマツヨイグサは、北アメリカ原産の帰化植物で、世界の温帯地域で観賞用に栽培されたものが 野生化したアカバナ科マツヨイグサ属の越年草です。日本には、明治初年に渡来し、各地で野生化 しています。越年草とは、秋に発芽して越冬し、翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。 |
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4. オオマツヨイグサ(大待宵草)の名は、マツヨイグサの仲間で大きな花が咲くことから。 「待宵草」は、宵を待って花が咲くことから。 |
5. オオマツヨイグサの花言葉は、「人の好さ」だそうです。由来は、わかりませんでした。 |
季節の山野草Vol.88 2019年 5月 その2 「季節の山野草5月 その2」です。4月末から5月に見かけるヤマブキソウの花です。 |
1. ヤマブキソウは、本州・四国・九州に分布し、山野の木陰の比較的明るいところに生える ケシ科ヤマブキソウ属の多年草です。 ![]() |
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4. ヤマブキソウ(山吹草)の名は、花がバラ科のヤマブキ(山吹)に似ていることから名づけられました。 ヤマブキソウの花は4弁花で、バラ科のヤマブキは5弁花です。 ![]() |
5. ヤマブキソウの花言葉は、「すがすがしい明るさ」だそうです。「すがすがしい明るさ」は、 ヤマブキソウに初めて出合った時に感じた気持ちにピッタリの花言葉です。 ![]() |
季節の山野草Vol.87 2019年 5月 その1 「季節の山野草5月 その1」です。4月から5月にかけて咲くセリバヒエンソウの花です。 |
1. セリバヒエンソウは、中国原産で明治時代に渡来し小石川植物園から逸出したキンポウゲ科ヒエンソウ属の 帰化植物です。東京を中心に分布し、神奈川県や埼玉県でも観察されています。 |
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4. セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名は、葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ているヒエンソウ(飛燕草)です。 ヒエンソウ(飛燕草)の名は、花の形が燕の飛ぶ姿に似ていることから名づけられました。 |
5. セリバヒエンソウの花言葉は、「華やかな雰囲気の」「軽薄」「陽気」などだそうです。 「華やかな雰囲気の」は、花の形から理解できる気がしました。 |
季節の山野草Vol.86 2019年 3月 「季節の山野草3月」です。2月末から3月にいっせいに開花するコハコベの花です。 |
1. 畑や道ばたで白く小さな花を咲かせるコハコベは、ナデシコ科ハコベ属の越年草で、春を告げる野草の一つです。 一般的に「ハコベ」と言われるのは、このコハコベで、春の七草の一つです。 越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。 |
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4. コハコベの花は、裏側に細い毛が見える5枚の萼、付け根近くまで深く裂けて10枚に見える5枚の花びら、 数本の雄蕊、3本の花柱がある雌蕊が観察できます。 |
5. コハコベ(小繁縷)の名は、他のミドリハコベ・ウシハコベなどに比べて小さいことから。 ハコベの名は、万葉集に「波久倍良(ハクベラ)」の名で登場し、これがハコベラ、そしてハコベに 転訛したそうです。漢字の「繁縷」は漢名で、よく繁茂し茎の中に目立つ筋「縷(る)」があることから。 |
季節の山野草Vol.85 2019年 2月 「季節の山野草2月」です。1年中見かけますが、樹木の葉がない冬の時期に目立つ野鳥のシジュウカラです。 |
1. シジュウカラはシジュウカラ科シジュウカラ属の留鳥で、1年中見かける野鳥です。 |
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4. こちらが下面の黒い縦線が太いオスです。 ![]() |
5. シジュウカラ(四十雀)の名は、古くは「シジウカラ」と呼ばれ、地鳴きが「チ・チジュクジュク」 なので「シジウ」は鳴き声を表し、「カラ」はヤマガラなどと同じように鳥類を表します。また、 たくさん群れるからという説や、スズメ40羽に対してこの鳥1羽という交換条件から名づけられた という説もあります。 |
6. シジュウカラの食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べ、地表でも樹上でも採食します。 |
季節の山野草Vol.84 2019年 1月 「季節の山野草1月」です。冬に多く見かける野鳥のヒヨドリです。 |
1. ヒヨドリは、北海道から九州に生息するヒヨドリ科ヒヨドリ属の留鳥または漂鳥です。 留鳥とは、年間を通して同じ場所に生息し季節による移動をしない鳥のことです。 漂鳥とは、寒さを避けるため、夏は山地、冬は平地と言うように繁殖地と越冬地を 区別して日本国内を季節移動する鳥のことです。 |
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4. ヒヨドリ(鵯)の名は、鳴き声が「ヒィーヨヒィーヨ」と鳴くので、この鳴き声に由来 するという説があります。また、ヒエ(稗)を食べるので「稗鳥(ヒエドリ)」が転じた という説もありますが、ヒヨドリはヒエを食べないそうです。 |
5. ヒヨドリは、果実や花の蜜を食べます。また、繁殖期には、昆虫類も多く捕食します。 ヒヨドリは、果実・木の実に加えて、ブロッコリー・キャベツ・コマツナなどの畑の 野菜も食べています。写真は、ブロッコリー畑にやってきて、収穫後のブロッコリー の葉を食べるヒヨドリです。 |
季節の山野草Vol.82 2018年 11月 「季節の山野草11月」です。 11月になると、ムラサキシキブの紫色の実が目立つようになります。 |
1. ムラサキシキブは、北海道から九州の山野に生える落葉低木です。 ムラサキシキブは、クマツヅラ科ムラサキシキブ属とされていましたが、 ゲノム解析による新たなAPG分類体系ではシソ科ムラサキシキブ属に分類されています。 |
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季節の山野草Vol.81 2018年 10月 「季節の山野草10月」です。10月に見かけるサラシナショウマの花です。 |
1. サラシナショウマは、北海道から九州の山地の木陰や草原に生えるキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。 |
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季節の山野草Vol.80 2018年 9月 「季節の山野草9月」です。8月末から9月にかけて花を咲かせるナンバンギセルです。 |
1. ナンバンギセルは、北海道から沖縄までの山野に自生するハマウツボ科ナンバンギセル属の1年生の寄生植物です。 日本ではふつうススキに寄生しますが、熱帯ではサトウキビやミョウガなどショウガ属の植物に寄生するそうです。 ![]() |
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4. ナンバンギセルの花言葉は、「物思い」です。 別名の「思い草」の由来と同じで、 花の姿が小首を傾げて物思いに耽っている姿に見えたようで、大いに共感できます。 ![]() |
季節の山野草Vol.79 2018年 8月 「季節の山野草8月」です。8月中旬から一斉に花茎を伸ばして花を咲かせるツルボです。 |
1. ツルボは、北海道西南部以南の日本全土の山野の日当たりの良いところに生える ユリ科(APG分類体系ではキジカクシ科)ツルボ属の多年草です。 |
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4. ツルボ(蔓穂)の名は、球根の外皮をとると、つるりとした坊主頭に似ているので、 「ツルボウズ」からツルボになった説などがあるようです。調べてみると、 「ツルイイボ(蔓飯粒穂)」が略されてツルボになったという説がありました。 「ツル(蔓)」は長く連なることや長く伸びることを表す言葉、「イイ(飯粒)」は 飯粒(めしつぶ)で「イイボ(飯粒穂)」は飯粒状のものが花穂を作っていることだそうです。 ツルイイボ(蔓飯粒穂)がツルイボになり、そしてツルボ(蔓穂)になったという説です。 |
季節の山野草Vol.78 2018年 7月 「季節の山野草7月」です。7月から9月頃まで咲いているヘクソカズラの花です。 |
1. ヘクソカズラは、日本全土の日当たりの良い山野に自生するアカネ科ヘクソカズラ属の多年草です。 他のものにからみつきながら繁茂し、下から見ると反時計巻き(左巻き)に蔓を伸ばしているようです。 |
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4. ヘクソカズラ(屁糞蔓)の名は、万葉のころからの呼び名で、葉や茎など全草に異臭があることから 「屁糞」蔓(蔓は「つる植物」のこと)となったとのこと。 |
季節の山野草Vol.77 2018年 6月 「季節の山野草6月」です。ホオズキの花と、花が終わった後に筒状の萼が膨らんでホオズキの袋ができるまでです。 |
1. ホオズキ(酸漿、鬼灯)は、ナス科ホオズキ属の多年草です。 ナス科らしい5角形の白い花が、6月から7月にかけて咲きます。 |
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4. 萼の付け根の部分が成長し大きく膨らんでおり、5つに分かれた萼の先端は、ほとんど閉じています。 |
5. 丸みをおびたホオズキの袋がほとんど出来上がりました。秋に熟すと、ホオズキの袋や中の果実が オレンジ色や赤色になります。 ホオズキ(酸漿、鬼灯)の名は、その実の赤くふっくらした様子から頬を連想したもの(「づき」は 「顔つき」「目つき」の「つき」)という説や、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの様子から「頬突き」 の意であるという説もあるそうです。「酸漿」は、中国名です。 |
6. ホオズキの袋の下に、5つに分かれた萼の先端が見えます。 筒状の萼が膨らんでホオズキの袋ができたことがわかります。 |
季節の山野草Vol.76 2018年 5月 「季節の山野草5月」です。5月に咲くラショウモンカズラの花です。 |
1. ラショウモンカズラは、本州・四国・九州の山地の林内の木陰に生えるシソ科ラショウモンカズラ属の多年草です。 |
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4. ラショウモンカズラ(羅生門葛)の名は、この花の形を平安時代中期の武将である渡辺綱(わたなべのつな: 正式な名は源綱)が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされているそうです。 カズラ(葛)は蔓(つる)のことですが、厳密には蔓ではなく、ランナーと呼ばれる蔓のような細い茎が地を 這うように伸びていきます。 |
季節の山野草Vol.75 2018年 4月 「季節の山野草4月」です。4月から道端でも見かけるシロツメクサの花です。 |
1. シロツメクサは、ヨーロッパ原産で日本全国の平地で普通に見られるマメ科シャジクソウ属の多年草です。 |
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4. シロツメクサ(白詰草)の名は、これを乾燥したものが、江戸時代(最初の記録は1844~45年)に オランダから長崎に輸入されるガラス製品の梱包材として使われたので、白い「詰草」と名付けられました。 その中の種子が発芽して広がったのが始まりで、牧草として全国に広がりました。 |
季節の山野草Vol.74 2018年 3月 「季節の山野草3月」です。冬から春の時期に近所の公園などで見かける野鳥のアオジです。 |
1. アオジは、スズメより少し大きいホオジロ科ホオジロ属の野鳥です。 北海道や東北地方北部に広く分布するそうですが、冬期は積雪の少ない暖地に移動するそうです。 |
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4. アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀)の名は、「アオ(青)」は緑も含めた古い意味での青の意でオスの色彩に由来し、 「ジ(鵐)」は「シトド」の略でシトドはホオジロ科の鳥の古名だそうです。 |
季節の山野草Vol.73 2018年 2月 「季節の山野草2月」です。春の訪れを告げてくれるフキノトウです。 |
1. 厳しい寒さが続くなかでも、暦の上での春、立春を迎える頃、 フクジュソウとともに春の訪れを告げてくれるのが、フキノトウです。 |
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4. 北海道富良野で見かけたフキノトウです。茎の直径が1.5センチメートル以上あり、 高さも30センチメートルを超えていました。北海道・本州北部には、フキの変種である 大型のアキタブキ(秋田蕗)が自生しています。そのうち北海道・足寄町の螺湾川(らわんがわ) に沿って自生するのがラワンブキです。子どもの頃、大きな蕗を傘代わりに遊んだことを思い出します。 |
5. フキは、雌株・雌花と雄株・雄花が別々の雌雄異株・雌雄異花の植物です。 細い糸状の雌蕊がたくさん見えるのが雌株の雌花です。雌花は細い糸状のたくさんの 雌蕊で白っぽく見え、花の後に花茎が長く伸びてタンポポと同じような綿毛を付けた種子を飛ばします。 |
6. こちらは、雄株の雄花です。雄花は黄色い花粉のため黄白色に見え、花が開いた後、枯れてしまいます。 |
季節の山野草Vol.72 2018年 1月 「季節の山野草1月」です。 落ち葉がすっかり落ちてしまった冬は、野鳥を容易に観察できる季節です。 近所で観察できるキツツキ(啄木鳥)3種です。啄木鳥(キツツキ)は、「ケラツツキ」に由来し、 「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味だそうです。 |
1-1. コゲラ コゲラはキツツキ科アカゲラ属の野鳥で、日本全国に分布しており、日本産の キツツキのうち最小です。コゲラは、羽が灰褐色と白のまだら模様が特徴です。 コゲラ(小啄木鳥)の名は、小さいキツツキなので名付けられました。 |
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1-3. アオゲラ |
季節の山野草Vol.70 2017年 11月 11月中旬に花が咲く大型の園芸植物コウテイダリアです。 |
1-1. 11月中旬、コウテイダリアの花が一斉に咲き始めます。草丈は3メートルから4メートル近くあり、 コウテイダリア(皇帝ダリア)という名前にふさわしく、見上げるように大きく育っています。 |
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1-3. コウテイダリアの別名は、木立ダリアです。幹といってもいいような茎の太さは、直径5~6センチ あります。茎を輪切りにして植えると苗ができるそうです。芽は節のところから出るので、節を2つ 残すことが必要だそうです。 |
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1-5. コウテイダリア(皇帝ダリア)の学名はDahlia imperialisです。Imperialis(インペリアリス)は皇帝 の意味ですから、皇帝ダリアの名は学名をそのまま訳して名付けられたようです。 |
季節の山野草Vol.69 2017年 10月 10月から花が咲くセイタカアワダチソウです。 |
1-1. 空き地でセイタカアワダチソウの花が咲いています。 |
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1-3. セイタカアワダチソウは、他の植物の成長を阻害する物質を分泌しながら旺盛な繁殖力でひろがって いるようですが、晩秋まで花があるので養蜂業者が全国に広めたという人為的要因もあるそうです。 |
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1-5. こちらは、北アメリカ原産の帰化植物オオアワダチソウの花です。セイタカアワダチソウは花穂先端が 尖って直立していますが、オオアワダチソウは花穂先端が垂れて横に広がっています。 北海道ではセイタカアワダチソウよりもオオアワダチソウが広がっています。 |
季節の山野草Vol.68 2017年 9月 8月末から9月に花が咲き実ができるヌスビトハギです。 |
1-1. 8月末から9月にヌスビトハギのピンク色の小さな花を見かけるようになります。 ヌスビトハギは、日本全土の山野に生えるマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。 |
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1-3. ヌスビトハギは、花とともに「ヌスビトハギ(盗人萩)」の名前の由来になった実の形が独特です。 |
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1-5. 植物学者の牧野富太郎博士によると、古来の泥棒は足音を立てないように、 足裏の外側だけを地面に着けて歩いたとのことで、その時の足跡に似ているそうです。 上側は真っすぐで、下側が半円形に膨らんでいる形は眼鏡のようにも見えます。 ![]() |
季節の山野草Vol.67 2017年 8月 8月に聞こえる蝉しぐれです。 |
1-1. セミの多くは羽が透明ですが、アブラゼミは体が黒褐色で翅全体が不透明の褐色 という珍しいセミです。アブラゼミは、日本全土に分布するセミ科アブラゼミ属の昆虫です。 アブラゼミ(油蝉)の名は、鳴き声が鍋で油を熱した時の「ジリジリ」という音に似ているので 名づけられたそうです。 |
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1-3. 8月も下旬になると、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声の比率が減って、ツクツクボウシの 鳴き声が次第に目立ってきます。ツクツクボウシは、日本全土の森林から地域によっては 市街地にも分布するセミ科ツクツクボウシ属の昆虫です。鳴き声は、文字通り「ツクツクボーシ」 です。子どもたちに、夏休みももうすぐ終わりだから残った宿題をやり終えようと告げてくれるセミです。 他にも、ヒグラシが9月中旬ごろまで「カナカナ」と鳴き続け、 最近では東京でもクマゼミが増えてきていますが、撮影できていません。 |
季節の山野草Vol.66 2017年 7月 6月から12月に花を咲かせるハキダメギクです。 |
1-1. 道ばたや畑で、小さなハキダメギクの花が咲いています。 |
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1-3. ハキダメギク(掃溜菊)の名は、植物学者の牧野富太郎博士が世田谷で見つけた時に、 掃溜め(生活のゴミを捨てる場所)に生えていたことから名づけられたそうです。 |
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1-5. ハキダメギクの花を観察していると、しろうと自然科学者としては「汚名返上」「名誉回復」 してあげたい気持ちになります。ハキダメギクの花言葉は、「不屈の精神」「豊富」だそうです。 どんな由来があるのでしょうか。 |
季節の山野草Vol.65 2017年 6月 6月に見られるマタタビの白い葉です。 |
1-1. 6月になると、林の中で葉が白くなっている蔓性植物を見かけるようになります。 |
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1-3. マタタビの花をつける蔓の先端部の葉は、花の咲く時期に白くなり、 昆虫を誘引するサインになっているそうです。よく見ると、花の蕾が見えます。 実がなる頃には、もとの緑色に戻るそうです。 |
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1-5. ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気に恍惚を感じ、ライオンやトラなども マタタビの臭気に特有の反応を示すそうです。家猫がマタタビに強い反応を示すさまから、 「ネコにマタタビ」という言葉が生まれたそうです。 |
季節の山野草Vol.64 2017年 5月 5月に見られるホタルカズラの花です。 |
1-1. 5月になると、林の中でホタルカズラの花が咲きます。 |
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1-3. ホタルカズラは、茎の上部の葉の付け根に青紫色の鮮やかな花をつけます。 花は先端が5つに分かれており、それぞれの中央に白い隆起があります。 ![]() |
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季節の山野草Vol.63 2017年 4月 4月に見られるミミガタテンナンショウの花です。 |
1-1. ウォーキングコース(玉川上水)では、毎年3月末から4月初めにかけてミミガタテンナンショウの花が咲きます。 |
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1-3. 高さ10センチ程度の仏炎苞に包まれたミミガタテンナンショウの花。 仏炎苞の色には変異がありますが、通常暗紫色で、たくさんの白条(白いスジ)が縦に入ります。 仏炎苞の中に棒状に突き出した付属体が見えます。ミズバショウなどと同じように小さな花を 周囲に密生させた肉穂花序がありますが、肉穂花序は付属体の下部にあり、仏炎苞を切り取ら ないと見ることはできません。 |
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季節の山野草Vol.62 2017年 3月 3月に見られるツクシです。 |
1-1. 3月に入ると、道端や畑でツクシが顔を出してきます。 |
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1-3. 春にツクシという胞子茎を地下茎から伸ばして、胞子を放出します。 |
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1-5. こちらの写真では、胞子茎のツクシとともに、栄養茎の緑色のスギナも見えます。 全体が杉の樹形に似ているので、スギナ(杉菜)と呼ばれています。 |
季節の山野草Vol.61 2017年 2月 「季節の山野草2月」です。2月に咲くクリスマスローズの花です。 |
1-1. 2月から3月、ウォーキングコースや民家の庭先で、クリスマスローズの花が目立つ季節になります。 |
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1-3. クリスマスローズの名は、クリスマスの頃に白いバラ(薔薇:ローズ)のような花を咲かせることに 由来します。なお、クリスマスの時期に咲くのは「ヘレボルス・ニゲル」という品種だけで、他の ものは春の2月下旬から4月に咲く「レンテンローズ」という品種で、これもクリスマスローズの 品名で流通しています。 |
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1-5. クリスマスローズの花は、他のキンポウゲ科の植物と同じく花びらのように見えるのは萼片なので、 花弁(花びら)のようにすぐ散ることがなく、花のように長く鑑賞することができるのが特徴です。 |
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 2012年に始めた「季節の山野草」は、5年が経過し6年目に入りました。 季節の山野草Vol.60 2017年 1月
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1-1. ハクセキレイは、北海道・本州に分布するセキレイ科セキレイ属の留鳥または漂鳥です。 |
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1-3. ハクセキレイ(白鶺鴒)の名は、白い鶺鴒で、別名「イシタタキ(石叩き)」 「ニワタタキ(庭叩き)」「イワタタキ(岩叩き)」と言うそうですが、 これは長い尾を上下に振るしぐさからきているようです。セキレイ(鶺鴒)の 名は、漢名の「鶺鴒」を音読みにしたもので、背筋をあらわす鶺(セキ)と 冷たく澄むという意味の鴒(レイ)からなり、背筋がすらりと伸びて清冷な 鳥という意味だそうです。 |
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季節の山野草Vol.58 2016年 11月 |
1-1. ウォーキングの途中、民家の庭先でトクサを見つけました。 トクサは、本州中部から北海道にかけての山間の湿地に自生する トクサ科トクサ属のシダ植物です。観賞用に栽培されています。 |
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1-3. これは、まだ開いたばかりの胞子葉群でしょうか。胞子葉群の色は、黄緑色です。 |
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1-5. 4年前の5月、自宅の庭にトクサが突然生えてきました。どこからか胞子が飛んできたのでしょうか。 |
1-6. これは、北海道で林の中に自生していたトクサです。 |
1-7. トクサ(砥草、木賊)の名は、トクサの茎が表面に珪酸を含んでざらつきがあり、 非常に堅くなっていて、細工物などを砥ぐ草(とぐくさ)から名づけられたそうです。 表面のザラザラを活かして、煮込んで乾燥させたものを薄板などに貼り付け、 ツゲ櫛などの木工品を磨くために利用されたそうです。 |
1-8. こちらは、4月に見られる同じトクサ科のツクシの胞子茎です。 |
季節の山野草Vol.57 2016年 10月 |
1-1. ウォーキングコース(玉川上水)では、10月にアキノキリンソウの花が咲きます。 アキノキリンソウの草丈は、20~80センチメートルだそうですが、ウォーキング コースでは草丈20~30センチメートル程度です。 |
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1-3. アキノキリンソウの花は、中央に両性の筒状花があり周りを雌性の舌状花が 囲んでいます。内側の筒状花が結実するそうです。 ![]() |
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1-5. アキノキリンソウの花言葉には、「予防」「安心」「幸せな人」「用心」 「要注意」などがあるそうです。「予防」「用心」「要注意」は、アキノ キリンソウ属のセイタカアワダチソウなどの花粉が、花粉症の原因になる からなのでしょうか。 ![]() |
季節の山野草Vol.56 2016年 9月 |
1-1. ウォーキングコースでは、8月から9月にかけてキンミズヒキの花が咲きます。 |
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1-3. キンミズヒキは、日本全土の道端や野原に多いバラ科キンミズヒキ属の多年草です。 ![]() |
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季節の山野草Vol.55 2016年 8月 |
1-1. 8月中旬から下旬にかけて、ウォーキングコースでタカサゴユリの花が咲きます。 |
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1-3. タカサゴユリの花は、花の外側が紫褐色になっています。 蕾を見ると、ほぼ全体が紫褐色で覆われているようです。 |
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1-5. こちらの花は、花の外側が全て白く、外側脈沿いに紫褐色のスジは見えません。 タカサゴユリとテッポウユリの園芸的な交雑種に花が白色のシンテッポウユリがあるなど、 さまざまな交雑種や変異があり外見上の判別は難しいそうです。 |
1-6. 6枚の花びら、6本の雄蕊、中央には1本の雌蕊が伸びています。タカサゴユリ(高砂百合)の名は、 沖縄方言で台湾を指す言葉「サカサング」産の百合に由来するそうです。 台湾では、「台湾百合」と呼ばれているそうです。 |
季節の山野草Vol.54 2016年 7 月 |
1-1. ノウゼンカズラが木にからみつき、数メートルの高さになっています。夏らしい光景です。 オレンジ色の花が満開です。 |
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1-3. ノウゼンカズラの花はラッパ型で、萼は筒状で先端が5つに分かれ、 花冠は先端が5つに分かれています。 |
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1-5. ノウゼンカズラ(凌霄花)の名は、「凌霄花」は漢名から。「凌霄」の音読みは「ノウショウ」で、 「凌」は「しのぐ」の意味で「霄」は空や雲の意味があり、空をしのぐように高く咲く花の姿から 名付けられたそうです。「ノウショウカズラ」が転じて「ノウゼンカズラ」になったとのこと。 名前の通り、空をしのぐように高く咲くノウゼンカズラの花です |
季節の山野草Vol.53 2016年 6 月 |
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季節の山野草Vol.52 2016年 5 月 |
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季節の山野草Vol.51 2016年 4 月 |
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季節の山野草Vol.50 2016年 3 月 |
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季節の山野草Vol.49 2016年 2 月 |
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季節の山野草Vol.48 2016年 1 月 |
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季節の山野草Vol.46 2015年 11 月
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季節の山野草Vol.45 2015年 10 月
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季節の山野草Vol.44 2015年 9 月
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季節の山野草Vol.43 2015年 8 月
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季節の山野草Vol.42 2015年 7 月
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季節の山野草Vol.41 2015年 6 月
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季節の山野草Vol.40 2015年 5 月
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季節の山野草Vol.39 2015年 4 月
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2-2. オオルリは、日本へは夏鳥として4月下旬ころに渡来し、北海道から九州までの全国各地で 繁殖して、10月過ぎの冬季は東南アジアで越冬するヒタキ科オオルリ属の渡り鳥です。 オオルリのさえずりは、ウグイス・コマドリとともに日本三鳴鳥に挙げられているほど 美しいとされています。 |
2-3. オオルリのオスは、背中は尾を含めて金属光沢のある鮮やかな青色(瑠璃色)です。 尾の基部の左右には、白班が見えます。オオルリのオスの喉と顔は黒く目が目立たず、 腹は白くなっています。オオルリ(大瑠璃)の名は、コルリやルリビタキに比べて 大きめの青い(瑠璃色の)鳥です。 古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、 青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。 ![]() |
季節の山野草Vol.38 2015年 3
月
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2-2. ムラサキケマンの花は、薄紫色で筒状、先端は唇形、茎の上部に総状につきます。 |
2-3. これは、4月末に見かけたムラサキケマンの若い実です。この中の種は、 6月頃に熟します。独特の生活史で、この中の種が花を咲かせるのは2年後の春です。 今年できた種は来年春に芽を出し、一度枯れた上で秋に再び芽を出し、 年を越して再来年の春に花を咲かせます。 |
季節の山野草Vol.37 2015年 2
月
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季節の山野草Vol.36 2015年 1
月
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季節の山野草Vol.34 2014年 11
月
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季節の山野草Vol.33 2014年 10
月
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3-2. |
4-1. スダジイ(ブナ科シイ属) ・スダジイは、常緑高木で、5月から6月に開花し、実は1年半後の翌年秋に 成熟します。これが、いわゆる「椎の実」です。 ・スダジイは、殻斗が実の全体を包んでいるのが特徴です。 |
季節の山野草Vol.32 2014年 9 月 ナンテンハギとワレモコウです。
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季節の山野草Vol.31 2014年 8 月 サギソウとツリガネニンジンです。
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季節の山野草Vol.30 2014年 7 月 オミナエシとカワラナデシコです。
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季節の山野草Vol.29 2014年 6 月
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季節の山野草Vol.28 2014年 5 月
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季節の山野草Vol.27 2014年 4 月
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季節の山野草Vol.26 2014年 3 月
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季節の山野草Vol.25 2014年 2 月
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季節の山野草Vol.24 2014年 1
月 |
[2] 十両(ヤブコウジ) ヤブコウジ科ヤブコウジ属 |
2-2. ヤブコウジは、北海道・本州・四国・九州に分布するヤブコウジ科ヤブコウジ属の |
[3] 百両(カラタチバナ) ヤブコウジ科ヤブコウジ属 |
[4] 千両(センリョウ) センリョウ科センリョウ属 |
4-2. センリョウは、南関東地方から九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に |
[5] 万両(マンリョウ) ヤブコウジ科ヤブコウジ属 |
5-2. マンリョウは、関東地方以西・四国・九州・沖縄に自生するヤブコウジ科 ヤブコウジ属の常緑小低木です。 マンリョウは、樹高が30~100センチメートル程度です。 |
Vol.22 季節の山野草 11月 |
1-1. シュウメイギク 1 |
1-2. シュウメイギク 2 |
2-1. ニシキギ 1 |
2-2. ニシキギ 2 |
Vol.21 季節の山野草 10月 |
1-1. アキノノゲシは、日本全土の山野に生えるキク科アキノノゲシ属の1・2年草です。 |
1-2. アキノノゲシ(秋の野芥子)の名は、春に咲くノゲシに似ていて |
2-1. カラスノゴマは、関東以西の畑や道ばたに自生するシナノキ科カラスノゴマ属の |
2-2. カラスノゴマは、雄しべが4種類ある花です。外側から、(1)短雄しべ5本、(2)中雄しべ5本、 |
Vol.20 季節の山野草 9月 |
1-1. クズは、日本全国の山野に生えるマメ科クズ属の多年草です。 |
1-2. 花は、華穂の下から上へと順に咲いていきます。クズの根は太く大きくて、 |
2-1. ウォーキングコースのあちこちでノハラアザミを見かけるようになりました。 |
2-2. ノハラアザミは、花が上向きでクモ毛があり、反り返らない短く規則的な総苞片が |
Vol.19 季節の山野草 8月 |
1-1. ウォーキングコースで咲くカノコユリです。カノコユリはユリ科ユリ属の多年草で、 |
1-2. カノコユリ(鹿の子百合)の名は、花びら(花被片)に鹿の子模様があることから |
2-1. 8月になると、ウォーキングコースでコバギボウシが咲きます。コバギボウシは、 |
2-2. コバギボウシの花は、淡紫色から濃紫色です。コバギボウシ(小葉擬宝珠)の名は、
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Vol.18 季節の山野草 7月 |
1-1. オニユリは、日本全土の野原や田の畔などに生えるユリ科ユリ属の多年草です。 |
1-2. 花びらはオレンジ色で、濃褐色・暗紫色の斑点があり、強くそり返っています。 |
1-3. オニユリ(鬼百合)の名は、形が大きく豪快なので「鬼」の名がついたとか、 |
2-1. ヤマユリは、北海道、北陸地方を除く近畿地方以北の山地や林縁に咲く |
2-2. これは、開花するようになって数年たっているのでしょうか。
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2-3. 花が大きいのが特徴です。ヤマユリ(山百合)の名は、山に咲く百合から。 |
Vol.17 季節の山野草 6月 |
1-1. 最近あちこちで繁殖し広がっている要注意外来生物アメリカオニアザミです。 |
1-2. 1960年代に北海道で確認され、全国に広がっているそうです。葉や茎に鋭いトゲがあるので、
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1-3. アメリカオニアザミの花だけを見ると、ピンク色が鮮やかで、 |
2-1. 芝生の中にネジバナが咲き始めました。背丈は10センチメートル程度、 |
2-2. ネジバナは、日本全土に分布し、日当たりの良い芝生や田の畔などに生える |
2-3. 拡大してみると、ネジバナの花は蘭の形をしています。 |
Vol.16 季節の山野草 5月 |
1-1. キンラン(金蘭)は、本州・四国・九州の山地や丘陵の林下に生えるラン科キンラン属の植物です。 |
1-2. キンラン(金蘭)の名は、金色(黄色、黄金色)の花を咲かせる蘭から。 |
2-1.ギンラン(銀蘭)は、キンランと同じように、本州・四国・九州の山地や丘陵の林下に生える |
2-2.ギンラン(銀蘭)の名は、金蘭に対して白い花が咲くことから。 |
ウォーキングコースで見かけたウラシマソウとホウチャクソウです。 |
1.ウラシマソウ ・ウラシマソウです。肉穂花序の先端の付属体が、 釣り糸状に長く伸びているのが見えます。 ウラシマソウは、本州・四国を中心に分布するサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。 |
・ウラシマソウ(浦島草)の名は、肉穂花序の先端の付属体が細長く釣り糸状に伸び
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2.ホウチャクソウ
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・ホウチャクソウ(宝鐸草)の名は、花の形が寺院の軒先に下がっている
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Vol.14 季節の山野草 3月 今年は春が駆け足でやってきて通り過ぎようと
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ヒトリシズカ(一人静)
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2.昨年4月中旬に見つけた他の自生地でも、 |
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3.ヒトリシズカは、北海道から九州の山地 |
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4.白いブラシ状に見えるのは、ヒトリシズカ |
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Vol.13 季節の山野草 2月 今年は、ニホンズイセンとフクジュソウが昨年より
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1.ニホンズイセン
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・ニホンズイセンは、地中海沿岸地方 |
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2.フクジュソウ
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・フクジュソウの根は深さ20センチメートル 程度あり、正月用の浅い鉢で根を短く 切り詰めたものは、地植えしないと 枯れてしまうことが多いようです。 |
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・フクジュソウ(福寿草)の名は、新春を祝う |
Vol.12 季節の山野草 1月
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1.シナマンサク |
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・1月中旬、マンサクの長い花びらが 伸びてきました。 昨年の枯葉が残っており、花が咲く 時期が早いので、中国原産の シナマンサク(支那満作)のようです。 ・マンサク(満作、万作)の名は、 黄色い花を枝いっぱいにつけるので 「豊年満作」から来た説、 早春の花の少ない時期に他の花に 先駆けまず咲くことから「まず咲く」 「まんずさく」が訛ったという説も あるそうです。 |
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2.ソシンロウバイ ・1月初め、ロウバイの花が咲き 始めました。ロウバイ(蝋梅)の 名の通り、蝋細工のような光沢と 透明感がある黄色い花が、青空に 映えます。 ロウバイ(蝋梅)の名は、中国名で、 蝋のような花を臘月(旧暦12月)に 咲かせることから。 |
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・中央部を含め花全体が黄色で、 花の色が透き通るような黄色1色なので、 栽培種の中のソシンロウバイでしょう。 ソシンロウバイ(素心蝋梅)の名は、 漢名の素心蝋梅を音読みしたもので、 ソシン(素心)の名は、中国では花弁(萼)や 花芯まで同じ花を素心と呼ぶことに由来 しているそうです。 |
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Vol.11 季節の山野草 12月
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ⓒ 45期 岡田光弘さん
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1.サザンカ
・サザンカは、本州(山口県)以南に ・サザンカ(山茶花)の名は、中国語で |
ⓒ 45期 岡田光弘さん
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ⓒ 45期 岡田光弘さん
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2.チャノキ
・チャノキは、ツバキ科ツバキ属 |
ⓒ 45期 岡田光弘さん
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3.ツルウメモドキ
・ツルウメモドキは、山野に自生する ・ツルウメモドキ(蔓梅擬)の名は、 |
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Vol.10 季節の山野草 11月 | |
ⓒ 45期 岡田光弘さん
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1.ツワブキ |
ⓒ 45期 岡田光弘さん
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・ツワブキ(石蕗)の名は、葉が丸く蕗の
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・リンドウ(竜胆)の名は、 |
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Vol.9 季節の山野草 10月 | |
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ⓒ 45期 岡田光弘さん |
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ⓒ 45期 岡田光弘さん |
2.ホトトギス |
ⓒ 45期 岡田光弘さん |
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Vol.8 季節の山野草 9月 秋の七草 |
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1. オミナエシ |
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2. ススキ |
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3. キキョウ |
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4. ナデシコ |
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5. フジバカマ |
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6. クズ |
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7. ハギ |
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Vol.7 季節の山野草 8月 8月の山野草は、ユリ科の2種類と、 ヒガンバナ科の2種類です。 オニユリが咲き、ヤマユリは 北上しながら咲き続けており、 キツネノカミソリとナツズイセンも 咲き始めました。 1.オニユリ ・オニユリは、日本全土の野原や 田の畔などに生えるユリ科ユリ属の 多年草です。中国から古い時代に 朝鮮半島を経由して渡来したと 考えられているそうです。 |
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・オニユリ(鬼百合)の名は、形が 大きく豪快なので「鬼」の名が ついたとか、花の様子が赤鬼に 似ているので「鬼百合」になった などの説があるそうです。 |
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2.ヤマユリ |
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・なお、「百合」の名の由来は、日本釈名 (にほんしゃくみょう、1700年)に 「茎細く花が大きく、風にゆり動くので、 ユリと呼ぶ」という記述があるそうです ので、やはり風に揺れるさまからきて いるようです。 |
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3.キツネノカミソリ ・キツネノカミソリは、本州・四国・ 九州の山野に生えるヒガンバナ科 ヒガンバナ属の多年草です。 ・キツネノカミソリ(狐の剃刀)の名は、 花の色が狐色で葉の形が剃刀に似て いるので付けられたそうです。 |
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4.ナツズイセン ・ナツズイセンは、本州・四国・ 九州の山野に生えるヒガンバナ科 ヒガンバナ属の多年草です。 古くに中国から渡来したといわれ ているそうです。 ・ナツズイセン(夏水仙)の名は、 葉や球根(鱗茎)が水仙に似ていて 夏に咲く花から。 |
季節の山野草 7月 「オオバギボウシ」
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Vol.6 季節の山野草7月 1. オオバギボウシ |
季節の山野草 7月 「ヤマユリ」
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2. ヤマユリ ・ヤマユリは、北海道、北陸地方を除く 近畿地方以北の山地や林縁に咲く ユリ科ユリ属の球根植物です。 ・花が大きいのが特徴です。 ヤマユリ(山百合)の名は、山に咲く 百合から。百合は、「揺り(ゆり)」に 由来するという説があるそうですが、 花の揺れるさまからきているのでしょうか。 |
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Vol.5 季節の山野草6月
・ホタルブクロは、日本全土の
山地に
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2. ホタルブクロ・赤紫花 |
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・珍しい八重咲きのドクダミです。 |
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季節の山野草 5月 「エゾエンゴサク」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
Vol.4 5月の花-北海道編 1.旭川嵐山公園内・北邦野草園の エゾエンゴサクの大群落。 |
季節の山野草 5月 「水芭蕉」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
2.網走湖湖畔の水芭蕉の大群落。 |
季節の山野草 5月 「ザゼンソウ」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
3.旭川市男山自然公園内のザゼンソウ。 |
季節の山野草 4月 「かたくり」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
Vol.3 季節の山野草 4月 4月の山野草は、カタクリとヒトリシズカです。 |
季節の山野草 4月 「かたくり」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
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季節の山野草 4月 「ヒトリシズカ」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
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Vol.2 季節の山野草 3月 近くの雑木林の斜面で、カタクリの群落が 花を開き始めました。小学生実習用水田の脇では、 ミズバショウが咲いています。 今朝(3月31日)、撮影したものです。 なお、季節の山野草は、私のブログで 紹介していますので、ご覧ください。 http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952 |
季節の山野草 3月 「水芭蕉」 |
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季節の山野草 2月 「福寿草」 ⓒ 45期 岡田光弘さん |
Vol.1 季節の山野草 2月 庭のフクジュソウが4本芽を出し、 |
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